小雨の降りしきる中傘をさして先生がユンボで私のアパートを壊していくのを見つめていたい

ジョン・チョーに愛されすぎて殺されそうになっていますので気をつけてください

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 木こり君のお姉さまと会ってきた。
 めちゃくちゃいい人だったけど、木こり君や私とは人種が違う感じなので、木こり君がお姉さまに感じてる拒絶感も少し分かってしまった。なんか、自己肯定感120%くらいで、かつ、ちゃんとしてる度200%くらいだったので…………
 姉、ちゃんとしてる?

 木こり君が昔よく書いてたお母様の借金は、お姉さまが完済したそうだ。(心配してる人もいるだろうから書きます)
 彼は、姉にはずっと相談もしてなかったらしい。生活費を削って返済して貧乏生活してたり、追加の借金が判明したときはショックで8キロやせて寝込んだりしていたが、お姉さまは、母親が借金しても弟に実害があることではないし、と、はっきり言っていた。
 木こり君はお母様の借金のことを気にやんでとても苦しんでいたが、恐らくそれを薄々気づいた上で、ひとりで抱え込むその心情が理解できないのじゃないだろうか。
「私に言えばいいのに、なんで言わないんだろう?」とおっしゃっていたので、お金の話はきょうだいでもしにくいのでは?と言ったが、ピンと来ない感じだった。きょうだいだからこそ、家族だからこそ、口にしにくい話題だとわたしは思うのだが。

 お姉さまはお母様と物凄ーーーく仲が悪いようなので、これは想像だけど木こり君はそんなお姉さまのご家庭のお金で一部ないし全部を肩代わりさせることを遠慮してしまったのではないだろうか。もしくは、助けてもらえないと判断したか。

 他人に迷惑をかけるくらいなら自分一人が我慢すればいいという発想は私もよくする。
 
 月射手座のカラッとサッパリ気質と月蠍座のネットリジメジメ秘密主義が理解しあえない瞬間を見てしまった。

 人付き合いがうまく出来ないとかおっくうとか、人に会いたくないとか、理由もなくただただ沈んで起き上がることができないとか、死んだ方が話が早いという気持ちも、多分、分からないと思う。
 

 人の話を聞くとき、頑張って的確な相づちをうって、相手がわが意を得たりという顔になるのを見るのが好きだが、わたしが、「長男は母親の恋人」と言った瞬間、それを見れた。
 お父様の死後にその傾向がますます強くなっただろうという予想も、全くそのとおりだった。

 母親だけでなく、親族の女たちそれぞれが、それぞれに木こり君に非常に濃密な感情を抱いている様子が見てとれた。
 お姉さまの事実婚の夫も非常に彼をかわいがってて、それは、お高いブランドものの服のお下がりをあれこれと貰い受けていることからももう分かっていた。
 ラノベなみのハーレム主人公だな~。美魔女の姉もいるしな~。

「ウチの一族は女ばかりが強く逞しくて、男は弱くてかわいそう」と言っていたが、彼のところだけじゃなく、それはいなかには、とてもよくある話だと思う。
 なんか、うまくいえないけど、なんか、あるんだよね……。あるんですよ……。
 新潟は、杉と男は育たないのだと、彼はむかし、みずから語っていた。

 この世にたったひとりでも、だれでも、わたしでなくてもいいから、頼れる人をさがしてねと言っておいたのにと、言われていれて、わたしも、そうおもった。それがわたしでなくていいと思った。わたしが、彼の頼れる友達になれるかもしれなかった季節は、もう、過去のものになってしまったという気がしてならない。そうなりたい、とどんなに強く願っても、もう列車は行ってしまったのだと思う。

 このような重たいことを書かれても困るだろうけど、じゃあ重たいこと書かれるようなことすんなよ!

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