小雨の降りしきるなか傘をさして先生がユンボで私のアパートを壊していくのを見つめていたい

ジョン・チョーに愛されすぎて殺されそうになっていますので気をつけてください

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 40代くらいの♂のミュージシャンって、「こんなオッサンが若い人に混じってライブしてるの恥ずかしい」とかしきりに言う人が多いんだけど、恥なのは多分年齢そのものの問題ではないような気がする。

 起きた瞬間、Don't Stop Me Nowが脳内で流れてるほどの躁で困ります。きょうは先生の出たドラマ(荒野の7人のドラマ版)を最後までみるぞー。

 生活保護費は4/2支給とのことです。バンドTシャツもその日に届きます。早い。
 気温高いけど、私の部屋は寒い。
 近所のラーメン屋でラーメンを食べたら、店内があつく、顔が真っ赤になった。季節のかわりめは暖房とれいぼうの切り替えが難しいということかな

 本当にやばいくらい躁なのと、あと自室が寒いのにキレて部屋を飛び出し、激しくとよさんぽをした。いつもは息が切れる坂道もラクラク。家で寝てるより体にいいかな。気持ちよかった。ただあまり極端に躁になってほしくない。変なことやったり言ったり失敗したり疲れるから。うつよりは全然いいけど。
「怖い……?私、先生が怖がることをしちゃったんですか?何ですか?」
「そうではない、あー」先生は私を制止するようにてのひらを見せた。「いつものことだ。ショックを受けないでほしいが、俺は定期的に秘書を替える。同じような顔の女に同じことをして遊んで、飽きたら替えてるだけだ。お前の代わりはいくらでもいる。おとなしく言うことをきいてくれ」
「いやいやいや。替えてることくらい知ってますよみんな噂してるし、忠告してくれた同僚もいますから。ていうか答えになってないでしょう!だから怖いって何なんですか?」
「もうきょうは帰ってくれ。タイムカードはあとで俺が押しておくから」
「え?!だから……」
 先生はいらつきに顔をゆがめ、次の瞬間、私が仕事上でもプライベートでもけしてされたことがないことをしてきた。私の腕を乱暴につかみあげ、社長室からひきずりだし、廊下にドンと突き飛ばして、ドアを力いっぱい閉じてしめだしたのだ。
 信じられない。ひどすぎる。ありえない。でも、先生に恐怖を感じなかった。彼の魂が、助けてくれと叫んでいるように感じていたからだ。
 でももうきょうは仕事は無理だろうから、しょうがないからロッカーにいって荷物をとって退勤し、美味いパンケーキを激食いしてから帰った。
 そしてはじめて私は思い至った。先生は初恋の人と似てるタイプばかりをつぎつぎ秘書にしてるんだ。そして、手ひどく傷つけてきた彼女への暗い復讐心を、SMで支配することで満たしてるんだ。なんてあわれな男だろう。でも、きっと私は先生のそんなところに牽かれたんだ。
 その夜、家にいると電話がかかってきた。
「先生?!」
「僕の今までの人生において、僕のために泣いてくれた人間はいままでいなかった。未知の存在だから君が怖い」お芝居の科白でもよみあげるように彼はひといきに言った。準備してきたのだろう。そしてつけたした。「きょうは、かっとなって、本当に悪いことをした。ごめん」
「いや、そんなことは……あんなくらいじゃ私の気持ちは変わりません。それより私、結局これからもそばにいていいんですか?それはどうなんですか?」
「分からない……」彼は嘆息した。「あと一回でも拒絶されたら、僕の心は壊れ、元通りにはならないだろう」
「初恋の繰り返しになるかもってことですか?私はその彼女じゃないし同じじゃないですよ!!ていうか!!電話だと埒があかないから会って話しませんか??いまどこですか??家??いまから行きますので場所教えてください!!」
「え?え?!そ、それは……今すぐか??」
「はい!!」
「い、いや今はちょっと……ちょっといま場所をかえるから待っててほしはうあっ!!」
 窓の外でガラガラガシャーーーと音がした。私の部屋は1階で窓のすぐ外は自転車置き場になってる。カーテンをシャッとあけるとスマホを持った先生が整列した自転車に突っ込んでしまい全部が将棋倒しになり、アタフタしていた。。
 必死に一台一台自転車を直そうとしている先生と目があった。私は家ではいつもくまさんの着ぐるみパジャマでくつろいでいるので、見られてしまって恥ずかしかったけど、でも、先生が来てくれてたってことがまさかまさかってかんじでびっくりして言葉を失ったけど本当に本当に嬉しかった😭😭先生もすごく恥ずかしそうにしてたのでおあいこです😉😉
なーんだ、家まで来るとか先生って私のこともしかして超好きじゃん😆😆😆ってかんじです💯
 窓をあけて、いったいどう声をかけたものかすごい迷ったけど「あのー……お茶を飲んでいきませんか」と結局いった、先生は自転車を立たせながら、ヤケクソなかんじで「ワインはある?」と聞いてきた。それでなんか笑っちゃったらつられて先生も笑ってた。はじめて見るかもしれない先生の無邪気な笑顔。滅茶苦茶可愛い。もう本当にこの人が好き!!
「先生、おねがいだから、私を逃がすようなこと、もうしないで」
 先生は、ふと真顔になった。そして窓の真下に立ち、私に手をのばして頬にふれた。私はいっぱいまで身を乗り出す。唇がふれあって世界が消える。
 躁のあまりススキノにあるローランドゴリラというライブバーにブッキング依頼したらすぐ返事が帰ってきてホッとした。やっぱり返信がはやいのは安心する。依頼したのに何日もほっとかれてるのとか何なんだろう?くるなってこと?入れる日も即座に決まった。4/14にやります。頑張る!!!

 生卵を買ってきてあったので冷凍うどんで釜玉うどんにした。冷凍うどんは冷凍やけしてた。ずっとこの家にいた子なので。